“お茶ナビ”を起点に個性的な街歩きを始めましょう!

国立情報学研究所/NPO法人連想出版 中村佳史

2013年4月12日、聖橋のふもとにお茶の水の新しいランドマーク「御茶ノ水ソラシティ」がグランドオープンしました。その地下1階にできた街の案内施設「お茶ナビゲート」をご紹介します。“お茶ナビ”を起点にして、個性的なお散歩を始めてください。

お茶ナビゲートには大きく3つのコーナーがあります。まず入口正面に、お茶の水を中心とした約2キロ圏内の大きな地図が掲示している「お散歩ステーション」。その前に設置しているタッチパネル端末では、文豪ゆかりの地やこだわりの店など、お茶の水界隈の見どころ約300件の情報を見られます。この中から気になったスポットを選んで、自分だけの散歩地図をプリントアウトして持ち帰ることができます。

次に「歴史ギャラリー」です。ここでは、お茶の水地域の歴史と御茶ノ水ソラシティが建っている神田駿河台4丁目6番地の歴史を、江戸時代から現代までおおまかに紹介しています。また、大型フラットタッチパネルモニタでは、お茶の水一帯の街並みの変遷を、時代ごとの古地図と古写真を自由に切り替えながら詳しくふりかえることができます。

3つめは、床から天井まで迫力ある棚が3方を囲む「想−IMAGINE」コーナー。ここでは今後、アート作品を鑑賞したり書籍をじっくり読むことができるイベントや企画など、お茶の水らしい文化の薫り高い体験を提供できればと考えています。

その他、幽霊坂沿いの長く開放的な通路空間には、大型モニタが27台ずらりと並んだデジタルアートギャラリー「KS46Wall」があり、他ではなかなか見たことのない映像作品が愉しめます。また御茶ノ水ソラシティの脇には、大正6年(1917)に、書籍商「松山堂」の書庫蔵として上棟し、その後「淡路町画廊」として多くのアーティストや地域住民の方々に親しまれてきた蔵が移築され、「Gallery 蔵」としてオープンしました。今後、貸ギャラリーとして活用される予定です。

お茶ナビゲート/KS46Wall/Gallery 蔵
  http://ocha-navi.solacity.jp/

運営:NPO法人連想出版
管理:大成建設(株)/大成有楽不動産(株)/安田不動産(株)




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