日本の古本屋


日本の古本屋メールマガジン

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【日本の古本屋】は全国650書店参加、データ360万点掲載
の古書籍データベースです。
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◆INDEX◆
1.自著を語る番外編1
「古書の情報誌「日本古書通信」を発行して70年」   
2.東京古書会館イベント情報・「本屋さんのカバー展」
2.日本の古本屋即売展情報
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今回は、自著を語るシリーズの番外編として古本好きにとっても、
古書店主にとっても貴重な情報誌、「日本古書通信」を発行してい
る日本古書通信社社長・八木福治郎氏にその魅力を語っていただき
ました。

■古書の情報誌・「日本古書通信」を発行して70年■

今回、東京古書会館で、古本屋の店主たちの著書が一堂に展示紹介
されるにあたり、過去70年間、古本屋の知識研鑽の場として長く
機能してきた私どもの雑誌「日本古書通信」(月刊・毎月15日発行・
B5判・64〜68ページ)を紹介させていただきます。

昭和9年、私の兄 八木敏夫によって創刊された「日本古書通信」
は、古書相場速報誌として誕生しました。それは昭和初期において、
今日のインターネット“日本の古本屋”が果たす役割と共通なもの
がありました。
昭和11年一般誌に変身して以降は、「古書店と読者を結ぶ趣味と
実益の雑誌」として、書物・古書を愛する人々が、執筆者であると
同時に購読者であるという仲間意識の強い雑誌となり、また古書業
者にとっては全国の古書通を相手に逸品を販売する、あるいは古書
知識の研鑽の場として機能してきました。
私は昭和11年に入社以来編集発行に携わってまいりましたが、
その形は昔も今も変わりません。古書ファンが、書誌学者が、古書
業者が惜しげもなく、古書の知識と書物文化の奥深さを語ってやま
ない場が「日本古書通信」です。

「日本古書通信」のもう一つのキャッチフレーズに、「読まぬと損
をする」というのがあります。やや、古めかしい言葉ですが、古本
の世界は知識が広く深くなるほど、その面白さも増していくのです。
一冊の古い雑誌、あるいは書物が目の前にある、その本がどの程度
の価値があり、珍しいものであるかを判断するのは知識です。
例えば明治に発行された「鳳雛」という小さな薄い雑誌があります。
見たところ何の価値があるのか分からない、ただ、ここに研究者勝
本清一郎も未見の北村透谷の文章が入っていた。あるいは、浦井靖
六という著者名の「現代先覚者伝」という本がある、聞いたことの
ない著者だなと思うが、これが井上靖と浦上五六の共著で、しかも
井上靖の処女出版本であると知れば自ずとその本の意味も古書価も
違ってくるのです。

文学ばかりでなく、学術、趣味あらゆる分野の古書の知識と楽しさが、
読み続けることで自然に身についていくのが「日本古書通信」の特徴
です。
情報技術の進展によって、本の流通も、書物そのもののあり方も、
個人の蔵書の持つ意味も確かに変化しています。
しかし、一人の人間が生涯をかけて完成させ、何世代にも亘って大事
にされてきた一冊の書物は、ただの紙の束ではありません。書物を愛
するものはそこに、書物、古書の香気を感じ、自らも所蔵したいと考
えてきたのです。「日本古書通信」は、そうした紙と印刷による書物
文化を広く永く伝えていくことも使命と心得ています。今回展示され
る古本屋さんたちの著書もまた、多くは古書の香気をこよなく愛し、
古書の世界の奥深さに魅せられ、それを仕事に選んだ者たちの結晶で
あろうと考えます。

“日本の古本屋”をご利用の皆様も「日本古書通信」を通し、古書の
奥深く楽しい世界へ入っていかれることを強くお勧めいたします。

日本古書通信社HP http://www.kosho.co.jp/kotsu/
メールアドレス kotsu@kosho.co.jp


八木福次郎略歴
1915(大正4)年、明石市に生まれる。
1933(昭和8年加古川中学(旧制)卒、上京して古今書院入社、
1936(昭和11)年日本古書通信社入社、1963(昭和38)年代表取締役、
今日に至る。
著書に「古本屋の手帖」「古本便利帖」「小型本雑話」
「明治文学書の稀本」「書国彷徨」など。


*ご案内*
東京古書会館のイベント「古本屋著作展」(4月21日〜4月24日)
開催決定。次回のメールマガジンで詳しくご紹介いたします。
ご期待下さい!

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■東京古書会館イベント情報■

【本屋さんのカバー展】
出版ニュース社刊『カバー、おかけしますか?』刊行記念
2005年3月24日(木)〜27日(日) 10:00〜18:00
(26日・27日は17:00まで)
場所 : 東京古書会館2階 情報コーナー

武井武雄、恩地孝四郎、安野光雅、伊丹十三、望月通陽らの美しい
作品もある、「本屋さんのカバー」。
昭和58年設立の書店カバー愛好会・書皮友好協会で、毎年選出して
いる書皮大賞の受賞作や、今はもう閉店した書店のものなど、選り
すぐりの書皮を百数十点展示する。神保町と早稲田の古書店包装紙、
戦前や戦時中の書皮、古書店主が見つけた古い書皮など、珍品逸品
が勢揃い。

最新受賞作、荻窪の古書店・岩森書店の書皮(スズキコージ画)
は必見!「趣味の古書展」を見がてらお立ち寄り下さい。

*ギャラリートーク
・「こだわりの書店カバー」毎日14:00〜 
3月25日(金)田中栞(書皮友好協会名誉会員)
3月26日(土)みさきたまゑ(同会世話人)
3月27日(日)田中栞・「第21回日本書皮大賞受賞カバーを語る」

3月26日(土)15:00〜 岩森書店・岩森正文氏/聞き手 みさきたまゑ

主催:書皮友好協会カバー展実行委員会
問合せ先 : 田中栞
電話&FAX 045-431-1260 
koubaido@cam.hi-h0.ne.jp
協賛:出版ニュース社
後援:東京都古書籍商業協同組合


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■日本の古本屋 即売展情報■
3月・4月の即売展情報。
http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋バックナンバーは以下のURLからご覧いただけます。
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【バックナンバーコーナー】
http://www.kosho.ne.jp/melma/
次回は2005年3月下旬頃発行。
お楽しみに!
。.:*゜・☆*゜本を売るときは、全古書連加盟の古書店で。☆*.:*゜*
     *全古書連は全国古書籍商組合連合会の略称です。
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日本の古本屋メールマガジンその24 2005.2.23
【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・事業部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3ー22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp(メールマガジン専用)
     URL http://www.kosho.or.jp/
【発行者】
広報部:中野照司 藤原栄志郎
事業部:田中隆志 T K I: 岩森正文
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