日本の古本屋


日本の古本屋メールマガジン
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     。.☆.:* その50・12月25日号 *:.☆. 。
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◆INDEX◆
1.読者アンケート「今年の収穫・この一冊」
2. 日本の古本屋・年末年始のお知らせ
3. イベントのお知らせ
4.日本の古本屋即売展情報

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読者アンケート「今年の収穫・この一冊」には、全国各地から沢山
のご返信を頂くことができました。ありがとうございました。本号
の特集で、その一部をご紹介させていただきます。いろいろな本に、
それぞれの気持ちが込められていて、短いアンケート回答の中にも
物語があるように思いました。

どうぞ、明年も「日本の古本屋」を宜しくお願い申し上げます。

これ以外にもHPにて紹介してあります。
URL:http://www.kosho.ne.jp/melma/qs/kekka200612.htm



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[書名]   新訂 漢文解釈法
[著者名]  塚本哲三
[理由]   基本漢文解釈法を中学2年で終り、愈々基本の取れた
      分厚い本に進めるという希望に溢れていたが、勤労動
      員で断念の已む無きに至った。60年の晩学が愉しみ。
[性別]   男性
[年齢]   76
[都道府県] 東京
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[書名]   池波正太郎の芝居の本
[著者名]  佐藤隆介
[理由]   新刊、古本を含み池波ものフル蒐集の多分最後の一冊。
      以前図書館で借り全頁コピー、お茶を濁していたがつ
      いに現物入手。バンザーイ。
[性別]   男性
[年齢]   62
[都道府県] 千葉
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[書名]   世界の針葉樹
[著者名]  杉本 順一郎
[理由]   これだけの数の針葉樹を網羅した図鑑が世の中に存在
      したとは驚きでした。またこれだけの本が古本として
      埋もれてしまう世の中を残念に思いますが、宝探しと
      しての古本巡りの楽しさも増しました。
[性別]   男性
[年齢]   38
[都道府県] 埼玉
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[書名]   山びとの動物誌
[著者名]  宇江 敏勝
[理由]   一次資料。読者に媚びぬ、味わいある文章。華麗に世
      に出る方ではないが、確実に残る書物。日本の自然と
      文化のために大切に残すべき書。手に入って、うれし
      い!
[性別]   女性
[年齢]   71
[都道府県] 神奈川
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[書名]   ともだちは海のにおい
[著者名]  工藤直子
[理由]   登場するくじらといるかは深い友愛で結ばれています。
      自分にもかけがえのない友がおり、その友への愛と本
      の中のそれとが広くやさしい海でつながっている気が
      しました。ふと手にした古書、宝物を見つけたようで
      嬉しくて、久しぶりに遠く離れた友に手紙を書きまし
      た。
[性別]   女性
[年齢]   29
[都道府県] 東京
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[書名]   兎夢
[著者名]  辻村寿三郎
[理由]   新刊本の世界は正に「水もの」です。20年程前に欲
      しくても学生で手が出なかった本でした。その後少々
      都合が出来る頃には絶版となり版元にも無くなってい
      ました。が、やはり、「良い本」の印象は捨て難く、
      今回「探究書コーナー」で見つけていただきました。
     「良きもの」は既に古本の世界にだけあるのでしょうか。
      古本の世界が「良きもの」を後世に残そうとしている
      からなのでしょうか感慨深く思います。
[性別]   女性
[年齢]   38
[都道府県] 静岡
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[書名]   無然遺稿
[著者名]  篠原無然
[理由]  「女工哀史」の言葉で知られた明治から昭和にかけての
      製糸女工の過酷な労働。その女工を救うために女工供
      給組合を全国に先駈けて結成するために奔走した著者
      ・無然。歴史に知られることなく没したが、何よりも
      飛騨を愛したがゆえの情熱迸る無欲な行動であった。
      著者の飛騨を愛する心の深さが伝わってくる遺稿集。
      10年間探して入手、奇跡的な出来事でした。
[性別]   男性
[年齢]   56
[都道府県] 岐阜
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[書名]   光芒の大地
[著者名]  石川 雅一
[理由]   写真と詩を同一著者がものした写真詩集。アフガンな
      どの戦場の写真と詩が載っているのだが、モノクロの
      写真とその詩がよくマッチして独自の世界を形作って
      いる。我々が行くことはふつう無いような戦場などの
      世界だが、見ていると、世界の果てを旅している気分
      が味わえ、詩のすばらしさと完成度の高さもあいまっ
      て、豊穣な気分に満たされた。
[性別]   男性
[年齢]   39
[都道府県] 東京
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[書名]   『国体論及び純正社会主義』
[著者名]  北 輝次郎
[理由]   明治39年、北の自費出版になる書で、刊行後5日間
      で発禁。約一千頁の巨著。末尾に旧所蔵者の墨書あり
      て曰く「是れ、全巻すべて真理也。我輩は幾重にも暴
      戻なる現政府が此の書に加へたる暴政を怒す。」と。
[性別]   男性
[年齢]   42
[都道府県] 東京
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[書名]   兵庫北関入船納帳
[著者名]  林屋辰三郎
[理由]   以前から中世の港町を研究していて、ほしいと思いつ
      つも、必要な箇所のコピーにとどまっていたが、よう
      やく思い立って、古書で求めることにした。林屋先生
      が古書店の一隅でこの文書に巡り合った時の衝撃はい
      かばかりであろうか。このようなサプライズがある古
      書店巡りは、当分止みそうもない。
[性別]   男性
[年齢]   44
[都道府県] 香川
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[書名]   正木ひろし著作集I,II
[著者名]  正木ひろし
[理由]   今般、白を黒といい尻をまくる無責任な政治家・裁判
      官・会社経営者が増えている。そんな存在に私たちも
      慣らされつつある。それに対し意識的に反抗したいと
      思って、早稲田の古本市で購入した。
[性別]   男性
[年齢]   44
[都道府県] 埼玉
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[書名]   現代文章講座(全6巻 三笠書房 昭和15年)
[著者名]  近藤一郎編
[理由]   60数年前、若き日の母が読んだ、と話に聞いていた。
      亡き母を偲ぶためネットで探して購入した。小林秀雄、
      川端康成はじめ当時のそうそうたる執筆陣が勢揃いし
      ている。
[性別]   男性
[年齢]   72
[都道府県] 東京
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[書名]   黒蜥蜴(限定本)
[著者名]  三島由紀夫
[理由]   本は美しくならねばならぬ、と長年の夢の本でしたが、
      古書店のご好意でお支払にご配慮頂いた結果実現でき
      たことで、人とのお付き合いの大切さを痛感した印象
      深い1冊となりました。
[性別]   男性
[年齢]   56
[都道府県] 神奈川
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[書名]   少年少女世界の名作 全55巻
[著者名]  小学館
[理由]   懐かしく、孫にプレゼント。
[性別]   男性
[年齢]   65
[都道府県] 兵庫
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■日本の古本屋・年末年始のお知らせ■

当サイトは平成18年12月29日(金)から平成19年1月4日
(木)までの期間、事務局のみ冬季休暇とさせていただきます。
(日本の古本屋は通常通りお使い頂けます。)
この間にお問い合せ頂きましたメールは、1月5日(金)より順次
返答させていただきます。
お問い合せによりましてはお時間をいただく場合がございますので、
ご了承下さい。
なお、古書店より返事がない場合などは第一報メールをご参照の上、
直接古書店にお問い合せ下さい。
古書店の休業期間につきましては、日本の古本屋の古書店情報欄を
ご参照ください。

皆様にはご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願いいたします。

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■イベントのお知らせ■

平成18年11月28日、神田駿河台下にある東京古書会館で、
「古本・夜の学校」という小さなトークライブを開きました。
ゲストは最新エッセイ集『屋上がえり』(筑摩書房)が出たばかり
の石田千さん。都内で一番個性的な新刊書店=書肆アクセス店長の
畠中理恵子さん。エッセイ集『借家と古本』(コクテイル文庫)が
大好評の荻原魚雷さん。三人が神保町のこと、本のことを楽しそう
に話している時間は、とても緩やかで優しいものに感じられました。

次回の夜学は明年の2月に予定しています。テーマは「早稲田の古
本屋のことを話そうか」。ゲストは『早稲田古本屋街』(未来社)
を書かれた向井透史さん。高校生の頃から早稲田の古本屋街を歩い
ていた文芸評論家の坪内祐三さんです。また、「古書の小径」のイ
ベント案内などでお知らせいたします。

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■日本の古本屋 即売展情報■

12月〜2月の即売展情報
http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋バックナンバーは以下のURLからご覧いただけます。
見逃したメールマガジンはここからチェック!
【バックナンバーコーナー】
http://www.kosho.ne.jp/melma/

次回は2007年1月下旬頃発行です。
お楽しみに!

*゜*.:*☆ 本を売るときは、全古書連加盟の古書店で ☆*.:*゜*
全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,400店加盟)の略称です

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日本の古本屋メールマガジンその50 2006.12.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
    東京都千代田区神田小川町3−22 東京古書会館
    E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
    URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
    広報部:内堀弘
    TKI:岩森正文

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