読者アンケート「今年の収穫・この一冊」にご協力いただき、ありがとうございました。
おかげさまで、全国各地から沢山のご返信を頂くことができました。
この場を借りて、その一部をご紹介させていただきます。

どうぞ、来年も「日本の古本屋」をよろしくお願い申し上げます。

(アンケート回答総数 200件)

現代上方落語人録 相羽秋夫 大阪 男性(60)
最近の「落語ブーム」といわれる基礎になっている人たちの以前の活躍・活動を知ることができました。
海っこの貝がら 大野允古

東京 男性(56)

安野光雅の絵がすばらしく、30年近くかかってようやく入手しました。
済生学舎と長谷川泰 唐沢信安 東京 男性(81)
明治時代の私立の医学教育として活動した学校の状況がよく描かれており、興味深かった。
小説 桂春団治 長谷川幸延 東京 女性(41)
ひょんなことから長谷川幸延氏の作品と出会いました。氏の作品で最初に読んだのが、「桂春団治」です。生き生きと人物が描かれていて、引き込まれ、その後何冊も氏の作品を古本で探すこととなりました。きっかけとなった、大切な1冊です。
簡易軌道写真帖 今井理・森川幸一著 埼玉 男性(53)
趣味性の高い書籍を買い逃すとなかなか見つけるのに苦労しますが、この書籍も数年来探していてやっと今年巡り合えたものです。
郭沫若自伝 郭沫若/小野忍・丸山昇訳 神奈川 男性(59)
神田青空古本市で見かけたが、金もなくなったのでいったん帰宅したが、欲しいという気持ちがどんどん高まってきたので、2日後の早朝、もう無いかも知れないなあと思いながら、また出かけていったら、運良く残っていて、手に入れることができた。
頼山陽とその時代全三巻 中村真一郎 東京 男性(41)
何年も前から欲しかったので、漸く入手できて、嬉しかったからです。そして、函入りの単行本の方が好かったかと後悔していたら、下巻を読み終えたときに、あとがきで、著者が、文庫化にあたって、改訂したと云っていたので、ラッキーだと思いました。内容もとても好かったです。
夏目漱石:非西洋の苦闘 平川裕弘 東京 男性(53)
学生時代に教わった恩師の講義内容が本書の一部に使われています。薄汚れた初版本でしたが、手に入れて、学生時代の思い出が蘇ってきて懐かしかったです。
やられてたまるか脳卒中 富永紳介 京都 男性(57)
以前公立図書館にあったのだがいつの間にか閲覧禁止図書になってしまい、探していたがやっと見つかった。
メメント・モリ 藤原新也 女性 神奈川(31)
一ページ一ページ、食い入るように読み進めました。
済生学舎と長谷川泰 唐沢信安 東京 男性(81)
明治時代の私立の医学教育として活動した学校の状況が詳しく描かれており、興味深かった。
砂の楽園−コプトの僧院 三浦理一 東京 女性(49)
砂漠の中に、ヨーロッパまるだしのキリスト教の建物を建てたというのを知って、是非とも見てみたかった。行くのはムリだから、写真で。
秋山好古 桜井眞清 愛媛 男性(69)
明治時代の陸軍大将 秋山好古
来年秋NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」主人公のひとり この書物の内容が凄い
天の聲 西方の音 五味庸佑 千葉 男性(73)
「西方の音」入手以来、是非入手したいと探していたら「日本の古本屋」検索中に見つけ手中に出来た事。
神奈川県鳥類誌 神奈川県立博物館 神奈川 男性(54)
長い間探していました。やっと出会えました。これだけで、気持ちは分かってもらえますよね。
『スターリン全集』全13巻 スターリン 東京 男性(36)
アンケートの趣旨からは少々ズレますが、今年の一セットです。南部古書会館の即売会にて全巻揃いで破格の1500円、しかもかなり状態は良い。すぐに読むわけではないが、仕事上いずれ必要になることもあるだろうと思い購入。
日本製鉄事始 大島高任の生涯 半澤周三 東京 男性(57)
ことしは、近代製鉄始まって150周年という。幕末に、岩手県釜石の奥地で、孤軍奮闘して高炉を作って鋼を連続生産した盛岡藩士の生涯を叙述。地元作家ならではの視点がよかった。
日本鋳物協会東北支部会報、No.2(1965) 下斗米武、多田 尚 岩手 女性(51)
南部鉄器の中の鉄瓶を中心に、その歴史、デザインの特徴、代表的な作品、製作工程、材質、作者の銘、鑑賞法などについて岩手県工業試験場の研究員が記した貴重な資料。
小鳥たちのために ジョン・ケージ 静岡 男性(46)
音楽家が語ることは、作曲する・演奏する行為と同じ次元の表現であることが判った。深い洞察力と人間性への愛情、人文・社会・自然科学の領域への視点の掘り下げが、その音楽を発展させることに不可欠である。とても示唆に富む書物であった。
鉄腕一代 稲尾和久 愛媛 男性(62)
小学校頃の頃から、憧れていた彼が亡くなられたのを偲ぶと共に活躍が脳裏に残った。
失われた時を求めて プルースト 神奈川 男性(42)
40歳を越えるも西洋大河小説にはなぜか無縁だった私。やはりここらでひとつ内容も外見もズッシリしたものを、と思っていたところに、ハードカバー、箱入りの全巻揃えが! 勢いで買ってしまったが、結局まだひもとくに至っていない。あぁ私の方が「失われた時を求めて」になってしまう...
もの思う鳥たち セオドア・ゼノフォン・バーバー著 笠原敏雄訳 大阪 女性(35)
自分も鳥が好きですけれど、よく「鳥は賢くない」とか「何を考えているかわからない」とか言われて悲しくなります。 でもこの本は鳥がいかに賢いかを書いてあっておもしろかったです。
電機磁気学本論 後藤以紀 東京 男性(64)
 大学時代の最も苦労させられた教科書で、爾来40年、 何回かの転居で紛失したが、是非手に入れ、昔の 記憶をたどりたかったため、大変うれしかった。 (入手は昨年だったかも知れません)
ひかりのくに 昭和30年3月号 ひかりのくに 福岡 男性(59)
幼稚園で手にした絵本の裏表紙のストーリが非常に印象的で,その後の人生に大きく影響した。53年ぶりに手にして感激した。
古伊万里 小皿 豆皿 小鉢100 中島由美 香川 女性(41)
探していた商品だったので、こちらで見つけたときは嬉しかったです。状態も思っていたよりは良かったので満足しております
Lateinische Grammatik Leumann-Hofmann-Szantyr 北海道 女性(48)
最高峰のラテン語参考書です。憧れの本でした。
ファースト・エンペラー―ビール工場になっていた邪馬台国
富田徹郎 静岡 男性(46)
謎解き 日本建国史を図書館で読み、富田さんの本に興味を持ち購入。大変分かりやすく書いてあり、とても良かった。
ドイツ文法 接續法の詳細 関口存男 三重 男性(67)
「いまどき、こんな(?)本に1万円も出して」という 思いと「ドイツ語を終生の友とすると公言しておき乍ら この名著が書棚にないとは....」という思いの交錯状態 に何年ぶりかで決着がついた。シアワセ。
大地中海旅行 ポール・セロー 埼玉 男性(61)
地中海クルーズに出かけるので、ブローデル『地中海』以下、関係書を読み漁りましたが、最大の収穫がこの本。ジブラルタルをバスで出発、列車やフェリーを乗り継ぎ、1年半かけて出発点へ戻る地中海沿岸紀行。700ページの中に、薀蓄+ウィット+文芸批評+社会時評etcが詰まっていて、「巻措くあたわず」でした。
湯女図 佐藤康宏 北海道 男性(60)
米倉迪夫「源頼朝像」をはじめ、平凡社の「絵は語る」シリーズは刺激的、感動的です。上等な推理小説を読んでいる心地です!?なんで品切れなの?古書でも全巻は手に入りません。残念です。
山の民俗 岩科小一郎 神奈川 男性(69)
田淵行男が代名詞の「雪形」名称は、戦前岩科が推敲の上の造語だった。岩科の推敲過程が大変面白い。
日本人の死生観 吉野裕子 東京 女性(75)
日本人の祖先とその信仰について調べていた折偶然図書館で見付け入手したいと思っていた本書を此の度「日本の古本屋」さんで購入出来ましたことは幸いでした。
アレクサンドロス大王と東西文明の交流展 NHK共同編集 群馬 女性(32)
日本の古本屋さんでしか手に入らなかったからです。個人からの購入は嫌なので・・・。
映画 わが自由の幻想 ルイス・ブニュエル 東京 男性(45)
神田の古本まつりで発見。ほかにも色々映画関係の本を購入。冬休みの課題本にします。
水妖詞館 中村苑子 沖縄 男性(37)
限定本で発行部数も少ないので、手に入れるのは難しいと思っていたものを思いがけず、比較的安価で手に入れることが出来たので。
見えない殺人犯 推理・探偵傑作シリーズ ウィリアム・アイリッシュ/福島正実訳 愛知 男性(37)
入手をあきらめかけていたところ、貴サイトで入手できました。
アインスタイン 相対性理論の否定 土井不曇 大阪 男性(47)
日頃は、あまり足を運ばない百貨店の古書フェアで偶然に見つけた本。昨今でも相対理論は誤りであると主張する本が、巷にあふれているがその元祖ともいうべき大正時代の本。著者の土井不曇は、なんと来日中のアインシュタイン本人との論戦に及ぼうとまでした。
小説家夏目漱石 大岡昇平 兵庫 男性(72)
地獄の戦場から生還した大岡昇平は、これまでの日本人は何をしていたのかと過去を見直した中に、夏目漱石が存在した。江藤淳との「薤露行」論争を中心にして漱石を論じた本書は、新しい漱石像を浮かび上がらせる。
日本の名刀 柴田光男 三重 男性(60)
良くまとまっていて、事例豊富。
別冊太陽WINTER’74 いろはかるた 森田誠吾/山口格太郎/村井省三 長崎 男性(54)
絶品のうんすんかるた綴じ込みにただただ感動してしまいました。
夏目漱石論 蓮實重彦 東京 男性(24)
古い本であるが、小説を精読する楽しみを教えてくれた一冊です。
サハリンに生きた朝鮮人―ディアスポラ・私の回想記 リ ビョンリュル 北海道 男性(28)
ゴツゴツした語り口ながら、それゆえに味わい深い本。地方紙による出版だが、全国的に読まれてほしい。
反貧困 湯浅誠 北海道 男性(43)
貧困と格差社会が問われた今日、社会の有り様を考える機会となった。
坂本龍一・音楽史 山下邦彦・編著 滋賀 男性(30)
懐かしさと坂本龍一の音楽観が感じられて
応用微菌学 アルノーベッケル著 小松勘蔵 翻訳 京都 男性(69)
文久3年生まれの私の父方の祖父の小松勘蔵が明治24年に翻訳した細菌学の教書で、当時の東京大学医科大学に国内留学中、翻訳したもので、日本の細菌学の夜明けの時代の教科書。今年の10月、ネットで古書探索中に偶然見つけた古書ながら、当家のご先祖の偉業を初めて知ることが出来たことのは「日本の古書屋」のメールマガジンのお陰であり感謝している。
刑事コロンボ 毒のある花 W・リンク/R・レビンソン 神奈川 男性(45)
子供のころからファンで集めてます。たまたま立ち寄った古本屋で遭遇。しかも当時の帯付きでした。
阪神沿線景観図 吉井貞俊 東京 男性(62)
1987年に神戸の中外書房から出された本。大阪・梅田から神戸・元町までの阪神電車・海沿いの建物など景観を手書きで描いた48メートルに及ぶ長尺もの。それを140ページにした折本。
87年3月から7月までスケッチをしたとの記録が書かれているが、95年の震災前の姿がリアルに描かれ、現在と比較するうえでも貴重な資料。 得難いものを入手したと思っている。
赤倉温泉案内記 井上唖々 東京 男性(56)
唖々の本を探していたところ偶然地方の目録に同書があり当たったもの。廉価で購入でき嬉しかった。唖々も生活のため同書を書かざる負えなかつたのではと思い、しばし感慨。
天唇 村木道彦 東京 男性(48)
高校時代の恩師の歌集。ずっと機会があればと思っていた一冊でしたので。
真説・日本野球史 昭和篇その五 大和球士 東京 男性(73)
野球を覚えはじめて夢中だったころの諸事実が、懐かしく検証できました。
国産腕時計 9 セイコー自動巻2 森年樹

和歌山 男性(34)

私は時計を集めるのが好きでして、この本は大変興味深い写真や資料がたくさん記載さてているからです、最高の一冊です♪♪
能面(英語版) 野上豊一郎 茨城 男性(69)
能面写真90枚と、それぞれの能面について英語による解説が一冊の本としてまとめられている。とくに英文の能面解説は能面に関する英語表現の原典としての意義があり、英文学者でもある著者の面目躍如たるものがある。
中山王(サク)器文字編 張守中 神奈川 男性(49)
20年前に目にした「中国新出土の書」の函の文字が印象的でいつしか詳細に書かれたものがほしいと思い、さがしたがなかなか見つけることができなかった。古書検索で「中山王(サク)器文字編」を今年、やっと手にすることができた。これから臨書する予定だ。
さくら通りのメアリー・ポピンズ P・L・トラヴァース 荒このみ訳 埼玉 女性(21)
世界中で人気のメアリー・ポピンズですが、林容吉訳以外の本・話は絶版になって久しく、ほぼ入手できません。
それが手に入り、自分の大好きな世界が広がった事に加え、林さんの名訳も改めて実感することができました。
日本現存朝鮮本研究 (集部) 藤本幸夫 京都 男性(30)
とくに古いわけではありませんが、「日本の古本屋」を通して購入したということで。とにかく大作です。新刊なら手が出ない値でしたが、少し安く手に入れられました。少しづつ読み進めて、書誌の記述を味わっています。このあと史部・子部などが出るようですが、完結は5年後とのこと。待ち遠しいです。
本居春庭 山田勘藏 神奈川 男性(73)
ともすれば父本居宣長の背後に隠れがちな春庭の生涯について、未発表資料をも踏まえて丁寧に描いて読み応えがあった。春庭ファンとしてまことに嬉しかった。
山からの手紙 内海隆一郎 神奈川 男性(50)
5年ほど前、『風のかたみ』の文庫本を見つけた。福永武彦さんの本だと思ったら、内海さんのものだった。同名の本なので、何かの縁と思い買った。読むうちにすっかり魅了され、ファンになった。以後内海さんの本を集めているが、殆どのものは絶版で、書店では変えなかった。もっぱら古書店を頼りに集めたいたが、見に行ける範囲の店では、限度があった。そうこうするうち、このサイトを見つけ、注文するようになった。全国各地の古書店から買ったが、ただ一冊、『山からの手紙』だけはどこにもなかった。諦めていたところ、11月におのみちしょぼうにあることが分かり、早速注文して手に入れた。これで、内海さんの出された本はすべて手に入れることができて、本当に嬉しい。「日本の古書屋」に大感謝!
バッキー白片/スチールギター・メソード バッキー白片 東京 男性(64)
スチールギター独習者には、今や、伝説のスチールギター奏者、バッキー白片さんのメソードは、絶版となっており、当サイトで、ずいぶん探したのですが、探せませんでしたが、偶々、オークションに出品されたのを手に入れることが出来、感激しました。
「日本の歴史文庫」(全17巻) 坂本太郎他17名 千葉 男性(67)
わが国の歴史書には依然として党派性・イデオロギー色が強いのが現実だが、昭和50年出版のこの全集は比較的中庸をえた観点から素人にも気軽に読める通史。それがたまたま全巻一括で入手できたこと。
自画像 木山捷平 東京 男性(49)
某所で(絶対教えません)コレを500円で入手しました。値札を見た時は0が一個足りないんじゃないかと、横にしたりナナメにしたり、果ては贋物じゃないかと疑ったり・・・。心臓をばくばくいわせながらレジに急ぎ、でも努めて冷静なカオをして清算しました。
黎明 詩と創作「黎」50号記念アンソロジ−
発行人 いのうえ ひょう 北海道 男性(85)
北海道内の過去の文学作品を集めています。 このグル−プの季刊誌「黎」も札幌の古書店より4年分入手できました。思い入れはどうしょうもなくて・・ 未だ少し漁って、読破して参りたいと存じています。
輪廻 森田草平 愛知 男性(58)
市価より相当安く購入できた。
私は天才であり超人である
光クラブ社長 山崎晃嗣の手記
岡山泰 東京 男性(52)
学生高利貸し社長だったが事業に行き詰って青酸カリ自殺した人物の手記。もう一つの手記「私は偽悪者」は一昨年ぐらいに復刻されたが、こちらは古書でしか読めない。女性との情交を日記風に記すなど特異な記録。長年探求していたので、現物を手にしたときは何ともいえないうれしさがあった。
ショートトリップ 森絵都 宮城 男性(44)
風刺や皮肉が利いていて、子供も大人も綺麗ごと風に騙されない若き気鋭の作品。
幾何学大辞典1   基本定理と問題 - 平面 - 岩田至康 徳島 男性(49)
ずっと前から欲しくて探していたのですが、高くて手が出ませんでした。今年やっと手ごろな値段で手に入れることが出来、今年一番の収穫です。毎日のように飽かずながめています。
波多野完治全集第一巻『文章心理学』 波多野完治 新潟 男性(61)
1934年から1965年に発表された論文主だが(全集の発刊は1990年)、今改めて読んでも、その内容に古さを感じさせない、否、新しさを感じさせる。 若者言葉とか絵文字など、日本語が急速に変化する時代、それらを客観的に評価するための必読書ではないだろうか。
裸婦 宮田雅之切り絵画集 宮田雅之 埼玉 男性(46)
今年は非常に忙しく(その割には収入が少なく)古書市に行けない年であった。そんな中、池袋西武の古書市で、繊細なる女性の切り絵を見つけた。
嘘ばかり言う政治家、人を見捨てる役人、悪事ばかりする大企業。そんな中で一つの癒しになった。
初心者のための文学 大塚英志 東京 男性(30)
古書・・・というか古本なのですが、近代から現在にかけての『文学』というものを、幾つかの例を挙げて、定義・多面的な解釈の仕方をわかり易く書いてありました。果たして、現代に『文学』足りえる物は存在しえるのでしょうか?
ジャスミンに銃口を 重信房子 神奈川 男性(59)
同世代人として、もしかすると同じ側にいたかもしれない人。私たちの世代が決して忘れてはならない人。子どもたちや孫たちに共感を呼び起こすまで語ってやらなければならない人。
ひねくれ一茶 田辺聖子 東京 男性(66)
評伝ものの傑作。女性作家ながら一茶を見出し一茶と同化し一茶を超えた。難しい世の中、一途という生き方があることを教えてもらった。
餓狼伝 夢枕獏 東京 男性(39)
未読だったため。まとめて読んで面白かった。
シャーロックホームズ全集 (全六巻) コナン・ドイル作 述原謙全訳 1956年 新潮社版 東京 女性(72)
永年捜し求めていた全集である。
わたしの横浜 郷静子 熊本 女性(68)
以前横浜市に在住していましたので、懐かしく思いまたいつまでも忘れたくないと思いました。
建築の七燈 ジョン・ラスキン 岩手 男性(43)
イギリスの建築には魅力を感じてなかった人でもゴシックの魅力がわかる一冊
ほぼ日刊イトイ新聞の本 糸井重里 神奈川 男性(64)
読み忘れていたが、改めてよんでみて彼の異才振りが わかった。
深代惇郎青春日記(朝日文庫) 深代惇郎 大阪 男性(26)
著者の20代の頃の日記だが、その思慮の深さには圧倒された。また朝日新聞の記者となった後もマスコミのあり方について冷静に観察している点も興味深かった。
支那三國時代 松井廣吉 東京 男性(43)
当今、三国志ブームであるが、小生は30年来、関連本を乱読してきた。三国志本といえば江戸時代からの翻訳もの、吉川英治が嚆矢といえる人気小説(翻案)、その他に歴史書、ビジネス書、学術専門書、紀行、絵画本、漫画とジャンルも様々で汗牛充棟夥しいが、本書は一風変わった明治の概説書。当初は三国志でなく「三國時代」という題名に魅せられたが、格調ある文章も堪能できた。三国志を通じて明治時代の空気に接することができた。久々に、所謂これぞ古書!にめぐりあえた実感が強く今年の収穫の一つである。
ドクトルマンボウ航海記 北杜夫 千葉 男性(56)
初版の発売が約40年前の割りに、今でも大変楽しく読みました。そして現代人が忘れてしまったとても大切なもので、溢れかえっている気がしました。
原色牧野植物大図鑑 牧野富太郎 神奈川 男性(67)
現物の植物と比較すると植物の名前が分かりやすい。
増補花押を読む 佐藤進一 神奈川 男性(47)
神田・早稲田・中央線沿線と古本屋めぐりでとずっと探していたのですがなかなか見つからず、とある古本屋さんで偶然巡り会えました。その手の本を扱う店でなかったようでたいへん廉価にて購入できました。これだから古本めぐりはやめられません。