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      。.☆.:* その89・3月25日号 *:.☆. 。
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☆INDEX☆
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  1. ニッポン洋行御支度史(2) ガイドブック1 西出勇志
  2. 古本屋ツアー・イン・ジャパン 小山力也
  3. 日本の古本屋 即売展情報

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━━━━━━━━【ニッポン洋行御支度史(2)】━━━━━━━━

「ニッポン洋行御支度史」ガイドブック1

西出勇志

 一九〇一(明治三十四)年十二月十八日、ロンドン滞在中の夏目
漱石は、留学直前の茨木清次郎(後の東京外国語学校長)に宛て、
渡英に関する懇切丁寧な手紙をしたためた。旅装や下宿の探し方に
ついて箇条書きでアドバイスしたその手紙の中に、次のような記述
がある。「ベデカーの倫敦案内は是非一部御持参の事」ベデカーは
当時、非常に重宝された旅行ガイドブックのシリーズ。
ガイドブックの代名詞として英和辞典にその名が記されるほど、
一世を風靡した。洋行する日本人はトランクに必ずこれを入れたと
言われ、漱石も一九〇〇年に渡英した際にベデカー片手に市中を歩
き回ったという。
ベデカーは十九世紀前半、ドイツ人のカール・ベデカーによって創
始された。英国のマレー社発行のガイドブックと並び、最初の本格
的なトラベルガイドとして旅行者の必携品となった。ヨーロッパ諸
国や中東といった各地域を対象に、英独仏などの言語で刊行された
が、その記述の細かさと正確さが日本人の心を捉えた。
大正年間に日本で刊行された「世界通」という本がある。編集顧問
には、海外団体パック旅行のはしりである朝日新聞の「世界一周会」
を引率したジャーナリスト杉村楚人冠、同じくジャーナリストでシ
ベリアで非業の死を遂げたとされる大庭柯公、作家の巌谷小波らが
名を連ね、旅行の心構えから旅程の立て方、アフリカを含めた世界
各地の情報を満載している。

続きはこちら
http://www.kosho.ne.jp/melma/1003/index.html

【プロフィール】にしで・たけし 1961年京都市生まれ。都内
の報道機関から東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO M
X)に出向中。携行品を通した日本人の海外旅行史「モノ語り ニ
ッポン洋行御支度史」を「ホテルジャンキーズ」誌に連載している
(現在21回目)。共著に「アジア戦時留学生」「TVドラマ“ギ
フト”の問題」など。

━━━━━━━【古本屋ツアー・イン・ジャパン】━━━━━━

ブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」が続くわけ       
                 
古本屋ツーリスト/小山力也

“古本”と“古本屋”、一体どちらが好きなのかと問われれば、
もちろん両方好きなのではあるが、今の私は迷い無く“古本屋”
と即答出来る。あまりにも多くの古本屋を巡り過ぎたために、
心の天秤が大きく傾いてしまったのであろうか…。
三年前、フリーのデザイナーである私は、仕事の激減に恐れおの
のいていた。このままではいかん!と営業活動に精を出すも、成
果は一向に上がらない。しかし稼ぎは必要である。そこで苦し紛
れに思いついたのが、ネット古本屋を開業して自分の蔵書を売り、
何とか生活の足しにしようと言う、安易な発想であった。タコが
自分の足を食べるようなものであろうか。しかしいきなりネット
の海に飛び込んでも、当然売れるわけがない。何がしかの宣伝活
動が必要である。では私に何が出来るのか…そうだ!仕事の目を
盗んで訪ねている、全国の古本屋さんをブログにしてしまおう!
しかも普通に紹介するだけではダメだ。詳細に偏執的に古本屋そ
のものを文章にしてしまおう!と固く決意。

 デザイン以外にも、ロックバンド・ゴーイング アンダー グラ
ウンドのツアーに帯同し、携帯サイトの仕事をする機会を持って
いた私は、ことあるごとに仕事を抜け出し、ツアー先の古本屋を
ダッシュで巡っていたのだ。折よく始まった全国ツアーを利用し、
特定の地域ではあるが、以前より熱心に古本屋さんを訪ねて回っ
た。調べた場所にお店があると言うのは非常に楽しいことで、
個性があふれ過ぎているお店の多様さも、古本屋フィーバーに多
大なる拍車を掛ける結果に!そして次第に従来のガイドブックで
は満足出来なくなり、独自にネットで調べ上げたお店を目指すよ
うになっていった。最初のうちは『棚を見るのも勉強だ』などと
殊勝なことも考えていたが、いつまで経ってもネット古本屋の開
店には至らず、ひたすらお店巡りにハマりブログをアップし続け
る日々。ツアーが終わっても関東近郊をグルグルグルグル…。

 つまりこのブログは、私がいつまでたっても店を開店せずに、
ダラダラウカウカと過ごしている結果の集積なのである。ミイラ
取りがなかなかミイラになれないために続いているのである。
ちなみにデザインの業績はどうにか回復傾向に…これがまた煮え
切らない原因のひとつでもあるのであった…。

古本屋ツアー・イン・ジャパン
http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/


 

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

3月〜4月の即売展情報
http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,300店加盟)の略称です


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日本の古本屋メールマガジンその89 2010.3.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3−22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
     URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝

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