東京古書組合

展示概要
期間
2018年11月30日~12月8日まで(日曜休館)
開場時間
10時~17時
場所
東京古書会館 2階 情報コーナー MAP
入場料
無料

「ごあいさつ」

 

こんにちは、喜国雅彦です。
漫画家としてデビューして三十数年が経ちました。
そしてこの十月で還暦を迎えます。
ということで、プロになって初の個展を開催することにしました。
僕は漫画以外に、装画や挿画の仕事もやらせてもらっていますが、名前が前面に出る仕事ではないので、作品を手にしてもらっても気づかれずにいる場合も多いのです。
そこで今回は、そちらサイドの仕事を中心に展示することにしました。
綾辻行人さんの小説『十画館の殺人(新装改訂版)』をはじめとする「館シリーズ」とよばれる文庫の装画は全点並べます。シリーズ原画がズラリと並ぶさまは、一度も見たことがないので、自分自身が愉しみでなりません。
その歓びが少しでもみなさんに伝われば幸いです。どうかよろしくお願いします。

会場は「僕らしく」を考えて、東京古書会館さんにお願いしました。
推理作家協会賞をいただいた『本棚探偵 最後の挨拶』、本格ミステリ大賞の『本格力(国樹由香との共著)』、どちらも古書蒐集という趣味から生まれた作品です。そんな僕の初個展、この古書会館以外には考えられませんでした。

個展を記念して、トークショーも催します。
ゲストはお二人。展示の中心となる「館シリーズ」の生みの親である、小説家の綾辻行人さんと、その装画をいつも見事にフィニッシュしてくれる装丁家の坂野公一さんです。 内容は当然、館シリーズについてでしょう。さて、どんな秘話が飛び出すでしょうか。 こちらもよろしくお願いします。
/event/2018/index.html

還暦記念 喜国雅彦の個展〈装画と挿画と漫画〉
東京古書会館 2階情報コーナー
東京都千代田区神田小川町3-22
2018年 11月30日(金)〜12月8日(土)
10時〜17時
入場無料 日曜、祝日休館
〈展示内容〉ミステリ小説の装画や挿画/館シリーズの下描きやラフ
『傷だらけの天使たち』『麻雀まんが王』の装画や漫画原稿
『日本一の男の魂』などの女の子のイラスト/バンドTシャツ原画 等々

「記念トークショー」
綾辻行人×坂野公一×喜国雅彦
東京古書会館
2018年 12月1日(土)14時〜(受付開始は13時半)
定員 80名 参加費 1000円
※予約は11月1日(木)午前10時より
/event/2018/index.html

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