木村晃子(きむら てるこ)は近所に駄菓子の問屋が並ぶ、東京・日暮里駅前の大衆食堂を
営む両親に育てられました。にぎやかで庶民的な雰囲気が作風からも伺えます。
女子高に通う頃から本格的に少女マンガを描き始め、1982年に月刊ララ(白泉社)で
投稿作がトップ賞に選ばれ、同年12月大増刊号でデビュー。以来、シルキー(白泉社)、
かれん(扶桑社)、デジール、エレガンスイブ(秋田書店)などで多数の作品を発表してきました。
日常生活の中から幸福を発見するよろこびや、身近なふれあい、優しさを短編作に結実。
作品数が200を超える「読み切り」のスペシャリストです。近年はスマホやタブレットで
マンガに触れる新しい読者から「心に染み入る」「通勤電車でやばかった」など、感動
作家として再評価が高まっています。今回は印刷や画面になる前の、直筆のマンガ原稿や
イラストを、ゆっくりご覧になって、ほっこりした時間を過ごしていただきたいと思います。
- 【会 期】
- 2022年6月10日(金)~23日(木) 10時~17時(日曜休館)
- 【会 場】
- 東京古書会館 2階情報コーナー 千代田区神田小川町3-22
- 【料 金】
- 入場無料
- 【お問い合わせ】
- くだん書房・藤下 電話:03-3233-2020 Mail:boss@kudan.jp